日本は世界的に見ても森林が多い国。先日行われた東京2020オリンピックでも新国立競技場は隈健吾さんのデザインで木材利用の取り組みも話題になっていました。
日本には本当に素晴らしい木造建築の技術が歴史的にもたくさん残っています。現代人にはどうやって作ったのか?すら解明できない建築物もあって、さらに今は新しく建つ建物のほとんどがコンクリートと鉄で出来ているので少々残念な気もします。日本は地震大国ということもあって、建ててはなくなって・・・の繰り返し。人命を守るためにいかに頑丈で安全なものにしていくか?を考えると難しいところです。
木材の高温乾燥
地方の衰退、第一次産業の危機、そして人口減少 これらの問題は地方や農林水産省へしわ寄せがきている状況です。特に第一次産業の林業も担い手不足の問題などであと20年で消滅の危機があると言われているそうです。
伊勢雅臣さんが書かれた「この国の希望のかたち~新日本文明の可能性~」という著書を読みました。
☆彡 従来の高温乾燥は木材を「ミイラ」にして脱水させる
ミイラという表現が非常にわかりやすい、と感じましたが、これは、木の表面がきれいでも内部はパサパサになっていて、芯には水が残っている、この状態だと杉の木の色や艶、粘り、香りなども失われて、せっかくのいいところがすべてその乾燥している部屋の壁に出てしまっている状態だと。この杉の木が吐き出した「嘔吐物」が、木の防虫や抗菌作用を持ち、精油成分・癒し効果を持つ芳香成分のようなもの。
木が持つパワーの一番いいところが抜け落ちてしまっている状態で出荷されているそうです。それで作られた建物でいわゆる「シックハウス症候群」と呼ばれる症状が出だしたと・・・。
住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)や消費者契約法の施行により、消費者保護の視点が強化されつつある。このような状況下において、木造住宅の主要部材である製材品の品質管理について、一層厳しい対応が求められ、生産現場(製材工場)では適切な乾燥処理が必要になっているのが現状だそうですが、結局本当に消費者を守れているのか・・・。。。
世界最古の木造建築「法隆寺」
現存最古の建築物といえば、聖徳太子が創建したという法隆寺です。
日本で初めて、1993年にユネスコの世界遺産に登録されて、飛鳥時代の建築様式を今に伝える重要な文化財です。
607年に建築されたと言われているので・・・ 1400年以上?!
一度落雷で全焼したと日本書紀に記載が残っていると言われていますが、といってもどう考えてもこの長い年数耐久していることが凄すぎます。
それくらい日本人は自然と共生し、敬い、バランスを取って生きてきた民族なのだと感じます。八百万の神・・・と言いますし☆彡
資本主義社会に突入して一気にいろんなものが変わり出して、日本の素晴らしいところが失われていったことも事実だと思います。
鳥取県 「三徳山」
以前、鳥取県の「三徳山」にある国宝投入堂を見たくて、登山したことがあります。断崖絶壁に立つお堂。どこかで写真で見たことある方も多いのではないでしょうか

三徳山は修行の場所であり、木の根や岩をよじ登ったり、なかなか険しいところも多く、足を一歩滑らせると滑落してしまう危険性のある場所も少なくないです。なので、入山する時に連絡先の記入や、靴のチェックが入ります。
登山専用の靴を購入して挑みましたが、お持ちでない方は購入されることをおススメします。(軽く考えない方がいい山ですので)
そのほかだと、お寺でわらじを売っているので、それだと許可が出る可能性が高いですが、きっとあの山をわらじで上るのは登山を楽しむどころではなく、本当の修行になってしまいそうなので要検討してください☆彡
詳しい注意書きや投入堂参拝登山料+入山志納金はこちらのHPから : https://mitokusan.jp/
今も伝説が語り継がれる神と仏が宿る山であり、 投入堂はいわゆる奥の院。いまだにどうやって建築したのか詳細に解明できていないのもまた引き付けられてしまいますね・・・。
こちらも木造建築の技術の凄さを突き付けられる場所です。
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