桃のブログを書いた後、桃太郎を深堀していると「鬼」について興味が出てきました。人がなくなると「鬼籍に入る」という表現が使われたり、人は死んだら鬼になると考えられてきた、ということ。人間のテーマでもある「死」への恐怖や、死んだ後の世界がわからないだけに不安の塊が可視化されたものだったり、説は数限りになくあります。だからこそ面白く、興味深く、自分なりの解釈へたどり着きたい「鬼」というテーマについてお話ししてみようと思います。
山梨県大月市 鬼の岩屋
桃太郎の伝説が残るのは、岡山県だけではなく、山梨県・愛知県にも残っています。
そこで、山梨県大月市の「鬼の岩屋」を訪れた時のお話し。鬼が潜んでいたとされた「鬼の岩屋」
観光地にはなっていますが、行ったときはほとんど人が通らない山の中だったので、ちょっと不安感もありつつ・・・。

登山口から少し歩いたら岩屋が見えてきます。
入り口の看板が・・・ 「dead end」って・・・・ ちょっと足が止まりますよね(笑)

「鬼」という伝説、言葉が持つ恐怖のようなものがリアルで迫ってくる感じ。
道がかなり狭く、一歩間違えば滑落してしまうような細い道なので足元にはご注意を☆彡


陰陽五行説とも関わる
桃太郎は桃から生まれて、鬼退治へ。昔はなしには何かしら深い意味や語り継がれる伝説があったりしますが、
桃は「陽」 鬼は「陰」とするなら、宇宙の法則をファンタジーとして表現している話だなと・・・。
特に「鬼」は極陰、究極のマイナスの表現ではないかと思います。
中国で、鬼とは「死者の魂」とされていて姿かたちのない目に見えない存在。
中国から日本へ伝わる際に、仏教の概念と結びつくことで、鬼は恐ろしくて怖いものとして伝えられたとされています。
陰と陽のバランスをいかにとっていくのか。
現代は「正しい」ことだけがクローズアップされてしまい、
少しでも道を外れるともう二度と立ち上がれないくらい叩き潰される。
誰しも「鬼」「陰」のココロは奥底に持ち合わせていて、
明るさとともに深い闇も広がっているはず。
その「鬼」、これはもしかしたら「欲」なのかもしれませんが、どうコントロールしていくのか?が人生ゲームの楽しさなのかもしれません。

大ヒットアニメにも出てくる鬼
近年、驚異的な大ヒットをしているアニメでもテーマとして扱われている「鬼」
あのアニメは非常にアニミズム(東洋思想)を感じずにはいらない構成になっていますが、鬼が主人公へいうセリフ・・・・
「おまえもこっちへこい、楽になれるぞ・・・」
描かれる「鬼」たちもなぜ鬼になったのか?
正(陽)から悪(陰)への過程が描かれているのも魅力的だなと感じます。
そこで主人公は
「お前たちとは価値観が違う、大切な仲間たちと進んでいく」といったセリフが、
まさに今、多くの人たちが気付き、向かおうとしている未来を象徴しているセリフのように感じます。

潜む「鬼」
私たちのココロの中に潜む「鬼」も認めつつ、エネルギーへ変えていける強さを持ちたいものです。
憎しみ、妬み、苦しみ、などのネガティブな感情が「鬼」という擬人化していくことで、
目に見えないものを理解しやすく表現しているのかもしれません。
アメリカではこれが「ゾンビ」として表現されているのではないでしょうか☆彡

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