東洋医学には大きく分けて4つあります。
ギリシャ医学、インド医学、中医学、漢方医学。
日本に古来から伝わる東洋医学の考え方は漢方医学に当たります。
この五臓六腑の概念には西洋医学にはない視点が含まれていて捉えにくい。
しかも東洋では「気」という目に見えないものを意識することが重要。

これがまた非常に捉えにくく、答えがない。だから「怪しい」と思う人も多いのでは?
東洋医学の概念を理解していくうえで、陰陽論や五臓六腑の知識は不可欠。
なんとなく聞いたことはあるけどそもそも一体どういうこと?
今日はセルフメディケーションカウンセラーから具体的に五臓六腑のご紹介をしてみようと思います。

五臓とは
まずベースになっているのは「五行説」
これは東洋医学的に自然、地球を分析すると宇宙は5つの元素から成り立っているよ、ということを示しています。
リュックベッソンのフィフスエレメントという有名な映画もありますね。
木・火・土・金・水の5つに分けられます。
この要素に合わせて、カラダに備わっている臓器を分けて解釈したものが五臓。
五臓は・・・肝・心・脾・肺・腎
これも西洋医学の臓器の言い方や捉え方と違います。
ちなみにどちらがいい、悪いの話では全くありません。
それぞれの視点、概念の考え方なので、オリエンタル思考も取りいれて健康維持していきましょう。
①肝(木)
自律神経と深いかかわりのある五臓のひとつ。
血行や消化、月経や排卵の調整にも関わります。
「肝」が鈍る、なんて言葉もありますよね。
自律神経が乱れると自分の意図してないことをしてしまったり、
イライラしてしまったり・・・。コントロールが効かなくなってしまいます。
そのほか「肝」に不調があるときは「爪」や「目」に異常が出ます。
感情との関連もあります。
考え過ぎてしまったり、ずっと同じことにムカムカしていたり。
そんな時ってありますよね、それは「肝」の乱れが起きているというお知らせです。

②心(火)
心臓の働き、中枢神経の管理をしてくれています。
神経の中枢であり、その人の生命エネルギーでもあります。
精神の安定を主ってくれたり、味覚、発音にも関係があります。
不調のサインは、舌や異常な汗などに現れます。

③脾(土)
胃と関係している五臓のひとつ。
脾の働きは栄養や水を吸収すること。胃の西洋的な考え方と似ています。
そのほかに、水分代謝にも関わり、内臓の位置を維持してくれたりします。
五行説でいうと「土」
自然界で土は土台ですよね、大地で作物は出来ます。
人間のカラダの中で「脾」は土台のような存在。
土台がしっかりしていないと地滑りを起こしたり、作物が出来なかったり・・・。
それと同じで「脾」の調子を整えておくことは、カラダ全体の土台を整えるのと同じこと。
不調のサインは胃もたれや味覚に異常が出たり、口内炎が出来たり。
④肺(金)
肺は西洋と同様、呼吸の役割です。
大気からパワーを取り込む五臓。東洋的には口や鼻だけでなく、皮膚からも呼吸していると考えます。
「脾」で消化した食べ物はどろどろの状態になりますよね、
それを東洋医学的には「津液」と表現したりします。
この「津液」を全身に運ぶ役割も「肺」が担っていると考えます。
肺に不調が出ると、風邪をひきやすくなったり、疲れやすくなったり。
異常に辛いものが食べたくなる時は「肺」が弱っているサインかも。

⑤腎(水)
東洋でいう「腎」は生殖的も含まれ、その人の生命エネルギーそのものを指しています。
それは成長や老いにも関係していきます。
年齢とともに「腎」が減り、白髪が増えてきたり。
「腎」が疲弊し過ぎてしまうと、性的な欲求が抑えられなくなったりします。
そして、西洋的な概念も含まれています。
膀胱から体内の不要な水分を排出する、これは理解できる方も多いのではないでしょうか。
五臓のつながり
五行説には相生関係と相剋関係の捉え方が存在します。
相生は「親子のような関係」
相剋は「師匠と弟子のような関係」
五臓にも関係があります。
内臓は連携し、繋がりをもってカラダの中で作用していることを知っておくだけでも
意識が変わってくると思います。

じぶんに目を向けて、じぶんを知ることって意外とコツがいる。
他人の方が顔色の変化に気付いてくれたりしますよね。
だからこそじぶんにフォーカスし、カラダとココロを向き合うことが出来れば
きっとあなたの思う理想の生活や人生に近づけることが出来るのだと
私は思っています。
東洋医学を学んだ現段階での個人的な見解ですが、皆様のなんらかの参考になることを祈りつつ・・・。
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